オレンジヒーロー
「良かったぁ。じゃあそろそろ帰るね。バイバイっ」
「またな」
「ばいばぁい!」
安西君は両手をふっている。
子供みたいだな安西君。
ちょっと可愛いな。
って沙雪に言ったら何故か怒られそうな気がした。
私は靴箱を開く。
ローファーを取り出そうとすると靴の上に紙がのっていた。
靴を取り出さずたたまれていた紙を開いた。
「ん??沙雪から??」
内容は
『さっきの化学準備室にきて。佐伯沙雪』
だった。
もしかして準備室の中見せてくれるの!?
私が気になっていたの気付いてくれてたのかな。
私は慌てて下に置いていた靴を片付けて化学準備室へ向かった。
…すぐにと言っても迷ったためついたのは10分後。
沙雪怒ってるかなぁ…。
私はドキドキしながらドアを開いた。
「沙雪…?」
「まってたよー土屋さん?」
「っ…誰っ」
化学準備室の中にいたのは沙雪ではなく知らない男子生徒の集団だった。
「俺ら2年生に向かってタメ口はないんじゃないかなぁー?」
「…沙雪はどこですか…」
この人達、怖い。
私の体は震えていた。
「ハハッ震えてるよ、土屋さん。
ごめんねっ?佐伯沙雪はこないよ」
今までニコニコしてた顔が冷たい表情になった。
「なんでっ」
「騙されやすいねー
アンタが佐伯沙雪って奴と歩いてる所みて
あんたをここに呼ぶために使わせて貰ったんだ。
手紙も俺達が書いたんだよ。」
「え…なっなんで私を…」
「転校生だからだよ」
よくわからなかった。
転校生だから呼び出された?
わざわざ沙雪の名前を使って?
「ココには入るなって言われなかった?」
「言われました…」
「なのに入ってきたんだ。頭悪いんだね。まこっちとしてはありがたいけど。
じゃあ聞いてない?
音羽高校には転校生狩りがあるって。」
「て…転…校…生…狩り…?」
「そ。それが俺らなの。」
「や…だ…」
「だからタメ口は駄目だって。
大丈夫痛くしないから。大人しくしといて?」
「…いや…怖い…やだ」
「黙れ!!」
怖い…助けて…襲われるって
こういう意味だったんだ。
身体目当てなんだ…
「沙雪…」
「またな」
「ばいばぁい!」
安西君は両手をふっている。
子供みたいだな安西君。
ちょっと可愛いな。
って沙雪に言ったら何故か怒られそうな気がした。
私は靴箱を開く。
ローファーを取り出そうとすると靴の上に紙がのっていた。
靴を取り出さずたたまれていた紙を開いた。
「ん??沙雪から??」
内容は
『さっきの化学準備室にきて。佐伯沙雪』
だった。
もしかして準備室の中見せてくれるの!?
私が気になっていたの気付いてくれてたのかな。
私は慌てて下に置いていた靴を片付けて化学準備室へ向かった。
…すぐにと言っても迷ったためついたのは10分後。
沙雪怒ってるかなぁ…。
私はドキドキしながらドアを開いた。
「沙雪…?」
「まってたよー土屋さん?」
「っ…誰っ」
化学準備室の中にいたのは沙雪ではなく知らない男子生徒の集団だった。
「俺ら2年生に向かってタメ口はないんじゃないかなぁー?」
「…沙雪はどこですか…」
この人達、怖い。
私の体は震えていた。
「ハハッ震えてるよ、土屋さん。
ごめんねっ?佐伯沙雪はこないよ」
今までニコニコしてた顔が冷たい表情になった。
「なんでっ」
「騙されやすいねー
アンタが佐伯沙雪って奴と歩いてる所みて
あんたをここに呼ぶために使わせて貰ったんだ。
手紙も俺達が書いたんだよ。」
「え…なっなんで私を…」
「転校生だからだよ」
よくわからなかった。
転校生だから呼び出された?
わざわざ沙雪の名前を使って?
「ココには入るなって言われなかった?」
「言われました…」
「なのに入ってきたんだ。頭悪いんだね。まこっちとしてはありがたいけど。
じゃあ聞いてない?
音羽高校には転校生狩りがあるって。」
「て…転…校…生…狩り…?」
「そ。それが俺らなの。」
「や…だ…」
「だからタメ口は駄目だって。
大丈夫痛くしないから。大人しくしといて?」
「…いや…怖い…やだ」
「黙れ!!」
怖い…助けて…襲われるって
こういう意味だったんだ。
身体目当てなんだ…
「沙雪…」