加納欄の張り込み シリーズ3
「あ、あの、私、管理人さんに言って、ストーブか何か借りて来ましょうか?」

 立ち上がろうとしたら、あたしの手を握っていた大山先輩が、勢いよく自分の方へ引いた。

「あっ(>_<)」

 あたしは、バランスを崩し、大山先輩の胸に倒れた。

 大山先輩の胸に抱きついている感じになってしまった。

「す、すみませんっ!」

 あたしは、慌ててどこうと思ったが、大山先輩が抱きしめたまま、離そうとしなかった。



ね、熱のせいだよね。



こ、こんな出来事。



どうしよう。



大山先輩には悪いけど、幸せ過ぎる~(:_;)



ハゥ~ン(#^.^#)



しばらく、このままでいよっかなぁ。



こんなチャンス、滅多にないよ~(:_;)



仕事、忘れてもいいですか(-.-)?



 すると、大山先輩は、あたしを抱きしめるのをやめた。



なぁんだぁ、もう、終わりなんですねぇ(:_;)



 大山先輩は無言のまま、あたしの両肩に手をおいて、少しだけ引き離した。

 大山先輩と目が合った。



これって(-.-)



もしかして?



もしかしてっ(>_<))



 思ってるまに、大山先輩の顔が近づいてきた。



うわっ(@_@)



うわっ(>_<)



ホントに?



ホントに?



 近づいてくる大山先輩の顔を、じっくり見てしまった。

 すると、大山先輩が接近するのをやめた。

 でも、あたしがちょこっと自分で顎を上げれば、唇が触れる距離までにいた。



あと、ちょっと・・・(>_<)



「アホ面で見てるなよ」

 大山先輩が言った。

「だって、こんな間近、初めてなんですもん」

 そう言い終わると、大山先輩は、あたしを畳に押し倒した。クッションになるものがなくて、畳に倒されたショックで、軽く胸が苦しかった。



え~っと・・・(-.-;)



「大山、先輩?」



嬉しい?けど、マズイよね、この状況はf^_^;



仕事中だし・・・f^_^;



「・・・」

 大山先輩は、返事をしないかわりに、あたしの首筋をツツツーと、人差し指で滑らせた。

「ッッッ!」


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