加納欄の張り込み シリーズ3
 ゾワッと、一瞬にして鳥肌がたつ。

「大山先輩っ!それはなしですっ(>_<)」

 哀願に近かった。



嫌いって言ってるじゃないですかぁ(:_;)



「おい」

 大山先輩は、熱にうなされてハァハァ言いながら、話す。

「もぉ・・・ムリ、かも」



え?



ムリ?



 大山先輩の顔が、近づいてきた。



お、大山先輩と、キ、キスゥ~(@_@)?



いやぁ~ん(>_<)



ウェルカ~ム(#^.^#)



風邪だろうが、何だろうが、知りませ~ん(^O^)



あと、3秒!



2秒!



いっただっきまぁす(^O^)



 ガチャッと、玄関のドアが開いた。


 !!!!!


 大山先輩は、あたしの唇を奪うどころか、そのままバタンキューと、倒れこんでしまった。



あ、あれ?



大山先輩?



チュ~は?



チュ~・・・(:_;)



「何してんだ、お前達は」

 入って来たのは、高遠先輩だった。

「あ、ちょっと、襲われてまして・・・(-.-;)」

 大山先輩を横へずらしながら話した。

「何言ってんだよ。だから、俺が代わるって言ってたのに。倒れるまで無理しやがって」

 高遠先輩が、あたしから大山先輩をどけた。

「具合悪いの知ってたんですか?」

「言わなくてもわかるさ」



さすが、相棒ですf^_^;



「明日、引き払えよ。この部屋」



え?



「どおしてです?」



あたしと、大山先輩の愛の巣を(>_<)



始まったばかりで、これから、育んでいくんですよ!!



「真中が、捕まったんだ」



え?



「捕まった……?」

「そう」

「真中が?」

「そう」

「・・・それじゃあ、ねぇ・・・」

「そういうことだ」



ハァァァァ(_ _)


 あたしと、大山先輩の張り込みは、あっけなく終わってしまった。




―2日後―

 大山先輩も元気になり、今日も元気よく仕事日和だった。

「お前相当イッテたな」

 高遠先輩がコーヒーを飲みながら話した。

「何がだよ」


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