変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜
『私さー…今ね
あの時のゲーセンの前に
いるんだけどさ…
なんかヒマだったし
会えないかなーって思って
電話してみたんだけど…』


「え!!まーたこんな時間に
出歩いてるの!?
もしかして
また制服とか言わないよね?」

『うん。バリバリ制服!』

「だから危ないって!!
夜の街は危険が一杯なんだよ?
仕事終わったら
すぐ行くからさ、
ホラ、近くにファミレス
あったよね?
そこに入って待ってて」
と、ゆうじさんは
相変わらず優しく
言ってくれた…。


私は言われた通り
24時間営業の
騒がしいファミレスで
ゆうじさんを待った。


PM8時50分

予定より早くに
ゆうじさんは来てくれた。

私を見るなり
「もー、危ないんだから
こんな時間に制服で
しかもひとりで歩くのは
本当にやめなさい」
と言ってきた。


『だってー…
私ひとりなんだもん。
友達もいないしー
家に帰ったって
誰もいないしー。
マジ孤独だよ』


「…そう言えば
こないだも そんな様な事
言ってたよね?
家に誰もいない…って…
どーゆー事?」
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