変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜
そんな簡単に
忘れられる訳ないよ
…お母さん…


次の日も

憂鬱な気分で
病院に行った…


ゆうじさん…

また寝てるかな…


病室のドアを
そっと開けてみた…


ゆうじさんは
起きていた−−−


『お父さん…
起きてたの?
どう…?
調子良い…?』


「あ、エリちゃん。
うん、今日は
調子良いみたいだよ」


私はホッとした…


調子が良い…
と言う事はもちろん…


何より

私の目を
ちゃんと
見てくれていた…

『今日は まだ
かずや
来てないんだ?』

「さっき一回
来たんだけど
なんかね、
曲が そろそろ
出来上がりそうなんだって。
だから
仕上げたら
また来るって
言ってたよ」
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