変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜
「エリ、
お前は
とりあえず 帰れ。
何かあったら
すぐ 連絡するから。」

『イヤだよ!
そんな事
できるわけないじゃん!
私も ここにいる!
ゆうじさんを
待ってる!』

「……。
エリ…。」



ゆうじさんの
大捜索から
三時間が経った−−


看護婦さんが
私達に言った。

「あなた達…
一度 家に
帰りなさい。
あとは
警察の方達に
任せるしかないわ・・・」


『……。』


「エリ…
帰ろう…。」


私とかずやは
渋々
歩き出した…

魂が抜けてしまったような
私は
歩く事が
精一杯だった…

何も出来ない
自分が
腹立たしい……


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