変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜
コーヒーを ひとくち飲み
タバコに火をつける
ゆうじさん。

今までだって
何度も見た光景なのに…

なんだか かっこよすぎて
すごくドキドキしてしまう…

思わず 見つめてしまっていた。

それに気付いたのか
ゆうじさんは
「そんなに見られたら
穴あいちゃうよ」
と にっこり笑って言った。

二人とも
まだ御飯を食べていなかったので
ここのファミレスで
軽く食事を済ませた。


食事を終え
一息 ついた所で
ゆうじさんは
たたんで 置いてあった
コートのポケットから
ガサゴソと
小さな箱を取り出して
テーブルの上に置いた。

「これ、バレンタインの
お返しなんだけど…
よかったら
使ってもらえないかな」

『えっ!?』

「気に入ってもらえるか
わかんないけど…」

『…え、
あ、ありがとう・・・
今 開けてみてもいい?』

「今!? んー…
ちょっと恥ずかしいけどね…
いいよ。」
< 40 / 217 >

この作品をシェア

pagetop