変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜

深夜1時をまわり
一段落した所で
「そろそろ休もうか?」と
ゆうじさんは言う・・・

『え?んー…
もう少し起きてよっかな』


…ゆうじさんは
私のキモチなんて
まったく
わかっている様子もなく
何やら 本気で
《寝ようか?》といった感じだ…


初めてのお泊まり…

誕生日…

男と女が二人きり……


この状況で 何もなし!?

どうして…??

私は すごく悔しかった…


私から誘うなんて
絶対イヤだけど……

だけど
私から何か
アクションを起こさないと
本当に
キスひとつさえもしないで
今日が
終わってしまうような
気がしていた−−−


私は 勇気を出して
『お風呂…
入ろっかなぁー』と
言ってみた。
すると
「あ、いーよ。じゃあ
お風呂 沸かそうか」と
ゆうじさんは言った・・・


お風呂が沸くまで
20分程度…

その間 二人には
なんだか
変な空気が流れていた…
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