変えられない運命〜私とあなたの繋がり〜
−−止めようと思っても
次から次へと
言葉が出てきた−−
ゆうじさんは黙って
下を向いてしまった・・・
−−サイアク…
ひいちゃったかな…
その瞬間
ゆうじさんが
口を開いた。
「ごめん。
本当にごめん…
エリちゃんが
そんな事 思ってたなんて
俺…
まったく気付かなかった…
ほんっと 良い年しと
自分が情けないよ…。
本当にごめん−−−
正直言うと…
俺だって ずっと
エリちゃんに
触れたかった。
自分の この手で抱きしめて
自分だけのものに
したかった…。
けど、純粋に
俺の事を愛してくれてる
エリちゃんを見てると…
こんな俺が
抱いていいのか?って
思った…。
俺みたいなやつが
エリちゃんに触れても
いいのか?……って思うと
なかなか行動できなかった…。
だから 必死で
抑えてたんだ。
けど、それが逆に
エリちゃんを困らせて
悩ませてたんだね…
ごめん…。
女の子に あんな事
言わせちゃうなんて
俺…最低だよな…
本当にごめん…。」
ゆうじさんは そう言って
頭を下げた・・・