恋乃仕方

青山くんの瞳は、普通の人より薄い茶色で、真ん中の黒い部分がそれを引き立てて、夕日に染まっていた。

髪も亜麻色が綺麗に夕日に染まっていて、青山くんはこの世に存在してないんじゃないかってぐらい眩しかった。

あたしはずっと青山くんの目に心を奪われたかの様に見つめていて





「綺麗…」






気付けばそう呟いてた。








「え?石井さん?」

「あっ!ごめんなさい。日誌すぐに書いてしまいますんで。」

「いや…ゆっくりでいいけど…」






青山くんは何か考えているようにみえたけど

あたしは恥ずかしくて必死に日誌を書いた

きっと顔なんて真っ赤だ

こんな自分が本当に嫌になりそうで

もー絶対変って思われたに違いないと思った。
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