恋乃仕方
う…う…う…ウインク〜?!
は…初めてされた〜
なに照れてんだあたし!
しかも今時ウインク!
でも似合ってて格好かったし…
はっ、あたしってばナイナイナイ!
って顔絶対また真っ赤だよ〜
一人で照れてテンパってたあたしは青山くんの言葉で我に帰った。
「あ、遅くなったし送って行くよ」
お…お…送って行くー?!?!
「あ…あの…いや…結構です。
あ…気持ちは嬉しいですけど…。」
「もーまた敬語とか、石井さん俺凹むよ?」
「ご…ごめんなさい…あ…ご…ごめん?」
「じゃー今の敬語のバツゲームでおとなしく送られて?
女の子の一人夜道は危険だし…な?」
「え…うん。じゃあお願いします…。」
「こら(笑)また敬語(笑)」
「あ!」
なんだか可笑しくて、二人で顔を見合わせて笑った。
青山くんってなんだか話しやすいし、優しいんだ〜
それから二人で教室で荷物を取って、下駄箱に行った。