恋乃仕方

青山くんはあたしの鞄まで運んでくれて



「あ…ぁりがと…」

「えー?何?聞こえないよー!」



あたしは青山くんのこぐ自転車に乗ってる

今朝はたまたま親が送ってくれて

一人で帰ろうとしたら青山くんに引き止められた




この状況恥ずかしすぎるんだけど

あたし絶対重たいし…




ずーっとドキドキしてる…

何なのこの気持ち…

あ…あたし青山くんのこと

もしかして…

もしかして?










好きなのかな…

















「到着〜!」

「あ…ありがと…送ってくれて」

「倒れたヤツほっといては置けないだろ?」

「青山くんって優しいんだね…」

「なんか照れるからやめろよな…


……


あ…あのさ…

受けるの?」

「え?」

「…告白」

「あぁー…、受けないょ

あたしね…あたし…













今は彼氏とか作らないの



なんだか誰とも付き合う気にはならないの…」






「…そっか…」

「うん…」

「じゃ、またな」

「うん…ありがと…」
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