後ろの席の君
浜辺の近くにベンチがあったので
そこに座ってみると海の静かな音が
きれいだった。

「ハルってだれから貰った名前なの?」

「えっ??なんだろう…お父さんからだと思うよ?
なんで??」

「いや…いい名前だなって!!」

なんだよう…急にさー…

「じゃあ京は何で京?」

「俺は死んだ父さんが京都が好きだったから 笑」

「なにそれっ!?」

「おもれーだろ!!でも本当なんだって!!」

「へー…おもしろいお父さんだったんだね。」

「おうっ」

また笑った。

京の笑顔はアタシを変にするな…。

なんだか温かい気持ちになる。


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