最 後 の ラ ブ レ タ ー 。




「な、ワケない」



 あっさり言い放つシュン。

 
 そしてその一言によって固まってた私の体は
 
 魔法が解けたみたいに脱力した。


「ビビ……った――」


 私はハッとして頬に手を当てた。

 自分でも驚くほど顔が赤くなってた。



「俺はお前みたいなガキ、好きになれねーよ」


「私だって嫌だから! もう、シュンの馬鹿野郎っ///」


「うわぁ、お前顔真っ赤。きもい」


「っざけんな! 誰が赤くさせたと思ってやがる((怒」


「ちょっとは嬉しかった?」


「まさか! 悪夢だから悪夢!」


 
 しばらくそんな事を言い合った後、沈黙が流れた。
 
 私はシュンの頬に片手を添える。

 シュンは多少嫌がったものの、私の行為を許してくれた。


「なんだかんだ言って痛かったでしょ……シュン、ありがとうね」






 

 シュンはしばらくしてから優しく笑った。

 
 
 シュン、ありがと――






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