キミに恋をしてはイケない
プロローグ
多分……
こんな 運命になるなんて
誰も 知らなかったし…
予想してなかった……
全ての始まりが
7歳のクリスマスから
だったのかも 知れない…
いや……もっと前かもしれない…
俺が、10年間“殺人犯の息子”
として 生きていくことも
汚れを初めて知ったことも
そして
人を信じることも
人を愛することも
知らなかった……
目の腐った俺の前に現われた
1人の女と出会うこと……