キミに恋をしてはイケない
第7章 扉の向こうには…
*嘘だと言って
【優姫菜 side】
「おはよ~」
冬休みが 終り年が明けた
またまだ 寒さが身に染みて
カイロが 手放せない季節だ
「優姫菜 おはーっ★課題やった??」
クリスマスの 次の朝
私が目を覚ましたときには
もう彼の姿はなかった
ただ…
―――――――――
優姫菜へ
悪い…急にバイトが入った(>_<)
それから バイトが忙しいから
メールできないかも…
――――――――――
そう 書き残されていた…
だから あの夜から
私は 直樹とメールしていないし
声だって聞いてない…
学校に 行ったら
会えるだろうと 淡い考えだった