キミに恋をしてはイケない
*哀しさの果て
【直樹 side】
優姫菜が 屋上から飛び出た後
さっきまで 俺が抱いてた女が
「不気用ね…」
ボソッと 言った…
「これしか方法がなくって…すみません…紗也先輩…紗也先輩のこと 利用して…」
本当に どこまで最低な人間なんだろう…
あの真実さえ知らなければ…
俺は 優姫菜に
あんなこと言わなくってすんだし…
「いいのよ…私と直樹は元々そんな関係だったから…それに…友達でしょ…??」
誰も傷付けることなんてなかったのだ…