キミに恋をしてはイケない


彼女のを後ろ姿を見ると目尻が熱くなり



ーガッシャン!!!!!


手から コップ滑り落ち
コップは 粉々になり原型のない形に
なっていた



「大丈夫!?」


その音に驚いたのか 紗也先輩は
台所にきて粉々になったコップを
拾ってくれた



「怪我…なかったの!?えっ…」



心配そうに私を見つめる紗也先輩…





私の目には 涙が溜まって…
いくら 涙を手で拭っても
 止まらなかった




紗也先輩の顔を見るたびに
あの時の 光景が蘇ってくる…



やさし手つきで抱きしめる所も…
とろけそうなくらい やさしいキスも



私を見てるのではなく 紗也先輩を
抱きしめてる直樹の姿が 



頭から 離れない…








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