キミに恋をしてはイケない
「ヤッパリ 藤堂くんとの相性が 1番(笑)」
「そりゃどうも…」
結局 馬鹿やっても…
何も 自分が欲しいものには辿り着かない
逆に…
「藤堂くんって 顔もイイし…彼より上手いから…」
こう自分で 自分を傷つけて
傷ついた隙間はどんどん広がっていく
「紗也先輩★またお誘い待ってますんで!」
「そう…じゃァ~また今度お願いしちゃォ★」
「分かりました!!」
俺は
先輩の唇に軽くキスをした
俺は 一体なにがしたいのだろう……――