キミに恋をしてはイケない
「っ…」
私の肩を 掴んでる恭平の手は
力が 入ってて 痛かった…
フッと 見たら 微かに彼の腕が
震えていた…
多分それは…
「言っただろ??俺の過去… 俺は 藤堂直樹に復讐したいんだ!!」
悲しいさ…憎悪が 交ざってるのだと
肌を持って 分かった…
「それより お前知りたくないか??」
「えっ??」
ニヤリッと笑う 表情が怖かった…
「お前の両親を殺した 男の名前…」