キミに恋をしてはイケない


その睨つけるような表情に
私は 生唾を飲み込んだ


確かに…知りたい…
犯人の顔は 今でも なんとなく覚えてる



しかし…名前は知らない…



幼かった 私は その名前を知らなかったし


おじいちゃん おばあちゃんに聞いても
気を使ってか…教えてくれなかっ…




だから 知りたい…



私は…



「知りたい…です…」



そう答えたんだ…



そんな 私を見て ニコッと笑っていた



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