今宵、月の照らす街で
紅蓮の波動は、剣一郎の身体を鎧のように包み込む。
そして、剣一郎が立っていた場所が爆発した。
アルファが驚いた顔をしていると、さっきの光景が繰り替えされていた。
「今度はオレが見えなかったよ」
ヘラッとするアルファの隣に、剣一郎が立っていた。
「そっか…じゃあ、行くぜ」
再び爆発が起きて、二人が消えた場所には火がくすぶる。
普通の人には、全く理解出来ない、そして何も見えない世界が広がる。
有楽町マリオンの屋上で、不規則な場所に生じる、鬼火。
それは全て、剣一郎の刀とアルファの長刀がぶつかっている証だった。
「すごいね、君!」
アルファが一度、間合いを取る。剣一郎もそれに合わせ、一息置いた。
「休んでる暇は無いんだ。こっちは怪我人抱えてるからな」
刀に焔を集束させる。
「焔龍刃[エンリュウジン]」
そして、剣一郎が立っていた場所が爆発した。
アルファが驚いた顔をしていると、さっきの光景が繰り替えされていた。
「今度はオレが見えなかったよ」
ヘラッとするアルファの隣に、剣一郎が立っていた。
「そっか…じゃあ、行くぜ」
再び爆発が起きて、二人が消えた場所には火がくすぶる。
普通の人には、全く理解出来ない、そして何も見えない世界が広がる。
有楽町マリオンの屋上で、不規則な場所に生じる、鬼火。
それは全て、剣一郎の刀とアルファの長刀がぶつかっている証だった。
「すごいね、君!」
アルファが一度、間合いを取る。剣一郎もそれに合わせ、一息置いた。
「休んでる暇は無いんだ。こっちは怪我人抱えてるからな」
刀に焔を集束させる。
「焔龍刃[エンリュウジン]」