一途なちいさな恋物語
「あ~ぁ、違うクラスじゃん! うち2組だよ~。美保と一緒が良かったのに~!」


「しょうがないよね~。」


じゃあまたあとで、と別れ自分のクラスの1組へ。





担任からの朝の連絡や、恒例のつまんない挨拶のあとやっと休み時間になった。




『美保~~!! 本当に来た、来た!』




「何が?」

「てんこーせい!!」


一瞬なんなのか分からなかったが、


「へぇ~。」

とつぶやいた。


薫に「テンション低い~」と言われつつ聞いた話はこうだった。



普通の男子で背は高め、うちらと同じテニス部に入るらしい。しかも結構強いとか。



じゃあ部活の時顔見れるな~とぼそっと思った。
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