雲の上の存在
「…なんか、年の差っていうものを感じちゃって。やっぱり翔ちゃんは、あたしのこと恋愛対象外なのかなあ…」
『あんた、玲奈?』
「え?」
『あたしの知ってる玲奈は、思い切ったら即行動!って奴だった!年の差なんて気にして、うじうじしてる玲奈は知らない!』
「春…」
『それにさ、20歳以上も離れてんのにゴールしたカップルだって世の中には沢山いるんだよ?玲奈と翔さんなんて、たったの9歳差じゃん!どこで迷うとこあんの?本当に好きなら乗り越えられるよ!!』
春の言葉で元気が出た。
あたしはこの言葉が欲しかったんだ…
気がつくと涙が溢れていた。
『里穂って人のことはさ…直接、翔さんに聞いてみなよ。』
「うん…うん!ありがと、春。相談して良かった。」
『…こんなんで良かったら、また相談してきてよね。』
「…春ーっ!!」
『玲奈ーっ!!』
こうして、あたし達の仲は深まっていくのでした(笑)
(明日、久しぶりにサンライズの楽屋に行ってみよう…)