雲の上の存在
あたし達は次の日、学校が休みだったから、朝一で近くの神社に行くことにした。
屋台が沢山ならんでる。
春『玲奈、何食べる〜♪?』
「チョコバナナ食べようよっ」
あたし等女組は食べ物に夢中。
春『高也おごって〜!』
高也『了解♪何円?』
高也くんは嫌な顔一つせず春のチョコバナナを支払った。
(いいな〜…)
あたしは、ふと拓を見た。
拓『何だよ(笑)玲奈ちゃんも奢ってほしいって?』
「…なわけないじゃんっ」
拓『優しくてイケメンな拓くんが奢ってあげるよ♪』
「イケメンは余計だ(笑)」
拓『ありがとうは?』
「…ありがとう(笑)」
拓『よく言えました☆玲奈は大食いだから一番デカいバナナでいいよな♪』
「は!?あたし大食いじゃないし!寧ろ小食だしっ」
拓『え?草食?』
「君が草食でしょ?」
拓『…玲奈ちゃんは草食動物だからバナナじゃなくて雑草か〜』
「ごめんごめんっ!拓は肉食動物だからバナナ奢ってよっ」
拓『男に肉食とかなんかエロいな(笑)』
(…拓はバカだ。)