雲の上の存在
過程
―――……
それから6年。
玲奈は暇があればサンライズの楽屋に入り浸っていた。
バターン!
「翔ちゃん!たっちゃん!あっくん!」
『お、玲奈。今日も来たんかよ(笑)』
『ここんとこ毎日じゃないですか?』
『玲奈は暇なんやな(笑)』
「はー!?暇じゃないし。」
その通り。
玲奈はこの6年間で人気がでて、バラエティやドラマ、そして初めて映画にも出演を果たした。
サンライズもたくさん活躍し、海外でもその活躍ぶりを発揮した。
そして玲奈には、ある感情が芽生えた。