雲の上の存在

「翔ちゃーん！たっちゃん！あっくん！今日、うちでお母さんが手料理作ってくれるっていうから食べに来ない！？」

『お！玲奈のおばちゃんの手料理や☆』

『ありがとうございます！』

『玲奈と違っておばさんは料理が上手いよな（笑）』

「は！？翔ちゃん、あたしをなめんなよ！？」

『誰が玲奈をなめるんだよ、気持ち悪い（笑）』

「そっちのなめるじゃないっ！」

『はいはい。出た、反抗期（笑）』

「………。」

『…まあ、行きましょうよ。』

『…せやな！行こか！』


―――……



「あたし、久しぶりにお母さんと会うんだ〜…なんか緊張しちゃう。」

『そっか、玲奈のおばさん、有名なデザイナーだからいつも家にいないんだ。』

『おじさんも最近、忙しそうにしとるしなあ…』

『玲奈は家にいつも１人か？』

「ううんっ！１人だったらサンライズの楽屋に行ってるもん☆帰ったとしても、お手伝いの人たちが相手してくれる」

『玲奈って１人っ子やったん！？びっくりした〜…』

「え、知らなかったの！？それにびっくりだ（笑）」

『あ、着いた（笑）』