乙女改造計画
「な~に読んでんのっ?」
「うえっ!?・・・えっ!??」
あまりに突然話し掛けられたもんだから、変な声を出してしまった。
思いっきり妄想に浸ってたのに・・・邪魔するのは誰だっ。
「サイボーグとか機械とか呼ばれてる子でしょ?」
振り向いて見れば、男の子が立っていた。
同じ学校の制服だ・・・。校章の色が同じ色だから、同じ学年かな?
あぁ、だから私のこと知ってるのかな。
「そうですけど。何か?」
「機械とか呼ばれてるのに思いっきり顔がニヤけてたからさ、何読んでるのかなーと思って。」
うわ、見られてたんだ。全然気が付かなかった。
思いっきり妄想に浸ってたんだなぁ、自分。
でも、学校で機械とか呼ばれてる私が少女漫画読んでますって・・・なんか恥ずかしいかも。