恋海~貴方へ贈る言葉~
次の日。友達に合コンを誘われて、私は一緒に待ち合わせ場所へと向かった。


待ち合わせ場所は歩いて20分程度の距離だった。


そこにたどり着くと、目の前に男が4人いた。


一人は明らかに女ったらしと思える奴、名前は流箕辰巳ってやつ。


後の二人はギャル男。南挫婆(なざば)夕葉って奴と籠谷萱破って奴。


けど最後の一人は何故か大人しげのごく普通の男の子がいた。名前は永石勝一って言った。


『こんな奴でも、合コンとなれば行くんだ?』


私はその男の子を見て、外見が真面目に見えても中身はあいつ等と同じか…。と、男たちのことを軽い気持ちで遊んでやろうと思った。


合コン場所はカラオケだった。


まぁカラオケってのが多いって聞いたりするけど…。


はっきり言って私って合コンなんて行ったことなかったし。


てか、合コン行くより学校とかでのやり取りが多かったしね。


こうゆうのって結構緊張するのかな?


「ねぇ~君達彼氏とかいんのォ?」


「え~私達彼氏とかいないよねぇ~優衣佳達ぃ?」


「……。」


「?…優衣佳どうしたの?」


「別に…。」


はっきり言ってこの男たちの話ウザいし…。


なんでギャル男達はこんなベラベラ話すのっ。


マジウザイ。


にしても、なんで勝一君てひとは話さないんだろう?






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