Love Game
何故かというと、これからお見合いなのだ。
16なのに...
高校入ったばっかなのに...
まァ、結婚出来る歳だけども。
相手は世界をも轟かすほどの大企業の跡取り息子。
お金持ちの坊ちゃんなんだから
どうせ、ぼんぼんで何様俺様主義だろうな。
「ちょっと、外の空気吸ってくる」
「もしかして、逃げるんじゃ...!!」
「自分の娘くらい信用してよ。
それにこんな服で逃げれないって...」
半ば呆れながら
パンプスを履いて小股でロビーに向かう。
しかし、入ってきた場所とは違う景色が広がっていた。
...もしかしなくても、迷った??
辺りを見回し、料亭の人を探していると...
「何??迷子??」