いつかの今日は
「何飲む?」
と言う綾姉にたいして
楓は
「いつもの!」

楓ってそんなにここに
通ってたんだあ
なんか、すごい

と思ってたのも束の間で

「あんたそんなに来てないぢゃん」
綾姉がアホを見るような視線を楓に送った。

「はいはい、そーですよ。ぢゃぁおいしいやつならなんでも〜」

楓はふぐのように
頬を膨らませ
なげやりに言った。

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