いつかの今日は
その時、
隣で寝てる彼が
前のめりになってく

やばい、私と一緒で
頭を打ってしまう

そう思って
反射的に両手を
手すりと男の人の頭の間に
差し入れた。

と思ったら
彼が目を開けて
私をみている。

「あっ、あの、ははは」

急なことだったので
奇妙な笑いを浮かべて
しまった。


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