いつかの今日は

ふたつのぬくもり

夏なのに夜風が寒さを伝える
出てすぐ廊下があった。
アパート二階の一室だったらしい。廊下の手すりにもたれ当たりを見回した

すぐ近くにコンビニ、淋しそうに照らす街灯
夏なのにきれいに見える星たち。

横でにやつく楓。

かえで!?

ぜんぜん気付かなかった
「本気ですね?あなた」

楓のその意味深な語にびくついた。

「な、なによ-」

「和茶の思考感情なんてすぐわかるよ、何年友達やってると思ってんの?」

楓のその言葉が妙に嬉しく思え

ほほえんだ。
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