いつかの今日は
「いつから起きてた?」
私は眉間にしわを寄せ
流斗に見えない角度で
楓に言う

パシャッ

なに!?

「どーやら、私たちの勝ちのようね?ふふ」

な、
綾姉……

「ちょっと杉浦く〜ん、見てもらいたい画像が…」

やられた。
ここでタッグくるか〜
私はポカーンと空いた口が
塞がらない。

まさか携帯がくるとは

ため息まじりに
楓を見たら
満面(にくたらしい)笑みで
「あたしたちがいつから起きてたか?ふっ、そんなの寝てもねえよ!ばぁぁぁか」

にくたらしい
にくたらしい
にくたらしい

なんだこの生物は…

こんなことは
どーでもいい

綾姉を止めなきゃ




「って、おいっ」
< 81 / 92 >

この作品をシェア

pagetop