sweet*lesson

赤点上等




「―――とうとうこの日がきたか」


すーっと息を飲み込み、
私は学校の教室に入っていった。


――ガラガラ…



「…あっ。相川!遅いぞ。お前は出席番号が1番だから、
早く来てもらわないと困るから」


「はーいっ…」


小さく返事をして先生の元へ行く。



今日はテスト返し。

あのドキドキ感といいほんと嫌い。


< 2 / 9 >

この作品をシェア

pagetop