kiss・kiss・kiss


しかし、いくら探してもない。


なんで?


必死に探すがやはり見つからない。

そうこうしていると、陵がやってきた。


「陵、あたしの水着知らない?」


陵に聞いたところ、陵はジーッとあたしを見るばかりで黙っている。


陵の手に目をやると水着の姿が!


「あっ、あったあ〜陵ありがとう。」


あたしは、陵から水着をとろうとする

でも、陵は、離してくれない。

どれだけやっても離してくれない。


「離してよ〜」


あたしが陵を見上げながら言うと、陵は、あたしと同じ目線の高さまでしゃがむと、べーっとした


『お前、こんなんきて、他の男誘うきか?』


そう言いながら、水着を渡してくれた
パーカーと一諸に。


あたしが買った水着。


白を基調としたシンプルビキニ。

パンツは、サイドを紐でくくるという可愛らしい奴だ。


しかし、決して派手では、ない。


「誘う気なんかないよ!!それに派手じゃないやん!」


あたしは、陵を睨みつける


『白とか黒とかは、誘ってるとしか、思えない、とくに白とか最強』


などなど訳の分からんことを言っている。

あたしは、陵に心配しないで と言ってから、着替えに洗面所に行った





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