kiss・kiss・kiss


ポロシャツを脱ぎ捨て、次々に脱いでいき、新しい水着を着る。

あっ、その上にパーカーを着ることも忘れずに…(笑)


そして、髪をあげて、洗面所を出る。


リビングに向かうと陵は、浮き輪やら、ビーチボールなどに空気を入れていた。


時計は、20分をすぎようとしていた。


「陵〜早く行こうよお」


陵を急かした。でも、陵は、ああ、と言いながらも急ぐ様子はなくせっせっと、空気をビーチボールに送りこんでいる。


あたしは、陵の隣に座り、


「ねぇ!!」


とまた、急かす。


陵は、空気を入れるのを止めて、ビーチボールから口を離す。

そして、あたしのほうを向いたかと思えば、あたしの唇を奪い、


ぷぅ〜〜


空気を送り込んできた。


ん!!!!


あたしの口の中では、空気が充満し、ほっぺがぷくぅ〜と膨れる。


あたしは、陵の胸を叩いた。





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