kiss・kiss・kiss


くるッ…くるしい!!!!


陵は、あたしの叩く手を掴んで、ゆっくり唇を話していく。


その瞬間に、口からはぁ、はぁ、と息が漏れる。


『ぼにょちゃン』


陵は、そう言うとあたしのほっぺをぷにぷにさせて笑った。



あぁン!!!!!?こいつ、キスをしたのは、あたしを膨れさすためだったのか?!!!!

むかつくーってか、悔しいっ!!!!

ぽにょってなんだよ!!!!


「もう、陵のばか!!!」


あたしは、陵にビーチボールを投げつけ、玄関に向かって、ドンドンッと歩いていく。


後ろから陵も急いで追いかけてくる。


その後もビーチにくるまで、陵はあやまってきた


でも、笑いながら言うため、反省の色がみじんも感じられない。


あたしは、そんな陵を無視してビーチまで歩いて行った。




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