kiss・kiss・kiss
「おば様が見たからってあたしが浮気したとかわかんないじゃん!!!!!!!普通ならあたしに確認とかしてよ!!!いくら約束があるからって…おばさまが言ったことが本当とかわからないじゃん!!!!!!!」
はぁ…はぁ…。
全部一気に言った。文章になってなさそうだったけどそんなん関係なかった…今の気持ちを吐き出さなきゃ、あたし壊れちゃいそうだったから……ー。
『じゃぁ写真見せられても、それでもお袋が嘘ついてるって思えるか!!!?お前が俺の立場で信じてた相手の浮気写真見せられてそれでもまだ、浮気してないって思えるか!!!?』
陵の声が学校中に響き渡った。
……。陵、やめてよ。そんな顔で見ないでよ。あたし、涙出てきちゃうじゃない…。
そんな、泣きそうな顔。
「でも、あたしは絶対やってないよ…。」
泣いていて、言葉が出せないあたしに陵が一枚の紙を差し出した。
『これだよ。』
そこに写っていたのは、男の人とあたしだった…。
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