kiss・kiss・kiss


陵はそれに反応して口元を緩める。


可愛いなあ。あたし陵がいなくなったらどうなっちゃうんだろうか。大丈夫なの??たぶん大丈夫じゃないよね。

あたしにとって、陵はいつの間にかかけがえのない存在になっていた。

陵を失ったら……。

そんなこと考えたくないよ…。陵が必要なんだよ。陵じゃなきゃだめなんだよね。


そんなことを思っているといつの間にか眠りについていた。


目が覚めたときには、陵の姿はなく、変わりにバスタオルがあたしにかけられていて、自分たちの部屋に戻ってきていた。


まわりを探すが陵の姿は見つからない。


どこに行ったんだろうー…。


部屋中は探し回っていると、机の上で光っている携帯に気がついた。


携帯を開くとメールが来ていた。






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