kiss・kiss・kiss


陵から家に行っていいかと言うメールがきた。


あたしは、今の関係が続くのは嫌だったから、了解メールを送った。


ピンポーンっ


あたしは小走りに玄関まで走り戸を開けた。


そこには、私服姿の陵が悲しそうな表情で立っていた


あたしは嫌な予感を感じた。


陵を招き入れ部屋に入る。


陵はいつも通りにベッドに直行するかと思ったら今日は、床に座った。


「ベッドに座らないなんて珍しいね…。」

『あ、そうか?』


なんかおかしい……。なんだろう。この変な感じ。


沈黙が続く。


どうしよう。いつ切り出そう。あたしは、今のギクシャクした関係は嫌だ。そう伝えたい…。


あたしは陵を横目で見る。陵は、何かを考えている様子で思いつめた顔をしている。

よしッ!!今言おう。


そう思った時……






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