kiss・kiss・kiss


陵が言っていた。浮気写真だった。そこに写っているのは紛れもなくあたし。男の人も…

んっ??ん??えっー…。
あたしはもう一度よく写真を見た。うん。

「陵、」


『なんだよ。やっぱそいつとしてたのか??』


陵が力なく言った。


「違う…。この人あたしのお兄ちゃんなんだけど……。」


『はぁ??なんて、』


「いゃ…だからおにいちゃん」


沈黙…。陵の顔がぽかーんとしている。まだ信じきれてなさそうだ。おまけにわけわからなくなっている状態。



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