kiss・kiss・kiss
第十二章 病魔
トイレから帰ってくるとみンなが集まって話していた
『杏奈ちゃーん』
みんなはあたしを見ると焦った顔をしてにが笑いを浮かべた
「玲菜…」
『みんなどうしたの?』
「なんでもないよ。」
やっぱりおかしい。絶対なんかあるよ。何を隠しているんだろうか。
その後もみんなあたしに対しての態度がなぜかよそよそしい…
気を使っているみたいな感じだ。
あたしは重苦しい空気から逃げるように教室を出た。
冷水機の水を一口飲んでいた時だった。
冷水機近くで話している男子生徒たちの会話が耳に入ってきた…
『おい、お前知っているか??医学部の陵だけどよ……』
……嘘
陵が入院しているなんて……
。