kiss・kiss・kiss


「うぅーん。ぅぅ…」


机にがばーって横になってうなっていると

『どうした??』


と隣から愛しい人の声がする。


「なんもないよ〜。」


『誰かになんかされたんか!!!!?』


必死になって聞いてくる。

お前だよ!って言ってやりたい。

でも、言えない。医者は、陵の夢だから。陵の邪魔だけは、したくないから。


「ぅうん。何でもない。」


『まあ、俺はいつでも玲菜の横にいるから、安心しろっ!!!』


「うん。陵とやっとクラス一緒になったもんね。」


そう、あたしと陵はやっと同じにクラスに。まあ、あたしにしちゃ〜なられたら困るんだけどね…


でも、これから起こったことを考えると同じクラスで良かったと心から思う。


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