kiss・kiss・kiss


上村さんは、ムッとしながら前を向いた。

そして、朝のホームルームは終わった。


上村さんの周りには男子が取り囲んでわいわいしている。

陵は、奏多くんと二人ではなしている。


「あたしあの子嫌い」


杏奈ちゃんがわいわいしている方を見ながらあたしの横で言う。


「うん…。あたしもあんまり好きじゃないかな。」


「絶対、あいつ陵に気があるよ!!!確実に!!!!玲菜なんかあったらいいなよ!!!!まあ、陵は玲菜しか見てないから浮気の心配はないけどね…」


うん…陵は、浮気はしないとあたしも思う。でも、上村さんは何をし出すかわからない。


はぁ…。


「玲菜!!あいつ何するかわかんないよ!!!負けないでね!あたしらあは玲菜の味方やき」


うん!!ありがとう。杏奈ちゃん。


よし!!!頑張ろう。

上村さんが陵のこと好きかはわかんないけど、例え好きでもあたしは負けない!!!



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