kiss・kiss・kiss


「陵…抱きしめないで。あたしは、他の男にけがされた…。だから、陵と一緒には…きゃッ!!」


その瞬間陵があたしの口を塞いだ。


「んッー…。」


ゆっくりと離し、あたしを見つめる。この目で見られたらどんな女でもいちころだよ…。


『ごめん…俺のせいで。でも、そんな玲菜を俺が綺麗にしてやるよ…。それに汚れてなんかねぇよ…。』


「でも、陵…。」


『たしかに他の男に傷つけられたお前を見たのは辛かったよ…。でもな、そんなことでお前から離れたりしないよ…。』


「陵…。ありがとう。」


あたしは、涙を浮かべながら言った。まばたきをしたせいで涙が頬を伝う。


『黙れよ…。』


陵は、そう言うとあたしをゆっくりと押し倒し、あたしの上に四つん這いになった。


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