kiss・kiss・kiss
陵は、あたしを見て眉間にしわを寄せたと思ったら、すぐに真顔に戻り、おば様に
『俺が悪かったよ。今から玲菜にちゃんと謝るから。』
といい、おば様は、それを聞くと、顔がぱあっと、なってあたしの方を向いて、
「玲菜ちゃん、良かったわね〜。」
「はいっ♪」
陵が素直だあ〜〜。良かったあーッ
『おふくろ、玲菜と二階に行くから。玲菜、おいで。』
陵は、にこっと笑顔になりあたしに手を差し伸べてくる。
「お兄ちゃんッ!!あのお兄ちゃんがおいでですってーッ!!カメラよ、カメラ!!写真に収めなければー!!!!」
おば様は、陵の珍しい姿を見たから、写真に収めたいみたいだ。
あっちにこっちに走り回っている。
あたしは、陵の手をとると二階にあがった。
「あったわっカメラって…お兄ちゃんと玲菜ちゃんいないじゃないーッ」
おば様は、その後落ち込んでいたことは、陵の弟の理愛くんから後で聞いた。
おば様、ごめんなさいね.笑
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