kiss・kiss・kiss


「こ、こんなとこでヤらないからね!!!!」

『え、誰もヤりたいなんて言ってないんですけど、そんなこと言うなんて本当はヤりたいがやろ』


陵は、あたしの上にまたがりにこにこ笑顔を浮かべている。


「ヤりたくなーい!!!!ってか、ゴムないし」


ははは、ゴムがなかったらできないもんねーだっ。久々にあたしの勝利ぽい感じで進んでない!!?


はあ〜陵と口で言い合うので勝ったのまだ一回ばあしかないから、今回勝ったら02勝目じゃん!!


あたしが何も言い返して来ない陵を見て、勝った気分でいるあたしを陵の次の一言で立場逆転になる。


『ゴムなら、あるよ。杏奈が渡してくれたから。残念でした。』


えっ…!?ほらほらほら〜やっぱリ勝てないー!!!!


それに杏奈ちゃん、なに渡してんのよー!

いつのまに…。あたし知らなかったのにー!!

あったしか杏奈ちゃんあの時ゴム持ってたなあ。


奏多くンとヤるために持ってたもんだと思ってたけど、陵にあげるつもりだったんだ。

袋も一緒だし…。


もー!!!奏多くンちゃんと杏奈ちゃんしつけておいてよ〜〜



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