kiss・kiss・kiss
そうこうしていると、時計の短い針が08を差した。
「もう08時だ。陵、朝ご飯食べよ。」
『ああ、そうだな。』
あたしたちは、腰を上げ、下におりていく。
「おはようございます。」
キッチンでせわしく動き回っているおば様がいた
「あら、玲菜ちゃん、おはよ。ゆっくリ眠れた?」
「はい、おかげさまで。なにか手伝いましょうか?」
あたしは、キッチンのほうへ向かいながら言った。
「あら、本当。嬉しいわ。ありがとう。うちんく男しかいないから、玲菜ちゃんが来てくれて助かるし、嬉しいわあ〜」
おば様は、陵のほうを見ながら言った
陵は、テレビのリモコンをいじりながらこっちを見ながら、眉間にしわを寄せている。
『男くさくて悪かったな。』
陵は、そう吐き捨てテレビに視線をうつした。
おば様は、わかってるじゃないって、言わんばかりに鼻をふんっとさせる。
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