kiss・kiss・kiss


まあ、別にいっか。


陵の喜んでる顔を見たらそんなことどうでもよくなった。


「あったかい」


あたしは、陵の胸に顔を埋めた。


『当たり前だろ』


陵は、あたしの肩を押さえて、優しく引き離すと軽く触れるくらいのキスをした。


「陵、頑張ってね」


『ああ、頑張るよ』


あたしは、時計を見た。7時を指そうとしていた。

陵もそれを見ると


『ぢゃぁ、行ってくる』


そういいながら陵は、鞄をもって玄関の方に歩いて行った。


「待って!」


あたしは、陵を呼び止めた。

陵は振り返ると微笑みながら


『何??』


と言った。



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